要因と理由が分かると、どうすれば良いのか分かる
パチンコをやめたいと思って色々試したけど、やめられない。
私がそうでしたが「なんでやめられないのか?」という原因を知ると、その後のやめる対策が全て違うように感じました。
やめる方法をただやるだけでは効果が弱かった。なぜやるのかを知ることで、最終的に無事やめることができました。
今回はそんな、やめられない原因を話していきます。
- パチンコがやめられない3つの要因
- やめられないのは脳の力関係のせい
- 我慢でやめられない理由
書いた人

40代男性。元パチンコ&スロット依存歴15年で借金200万円を抱え、ほぼ毎日ホールに通っていたヘビーユーザー。依存・心理学・脳の仕組みについて約1,000時間学び経験と知識をもとに同じ悩みを抱える人へ向けて情報発信を行っている。現役工場の機械・電気エンジニアで理論が得意。趣味は散歩、カラオケ、漫画、アニメ、ゲーム、犬や猫など可愛いもの。
【説明①】パチンコがやめられない「3つの要因」

パチンコ依存は次の要因があると考えられています。
3つの要因
- 依存対象がある
- 依存仲間がいる
- 本人がやめたいと思わない
1つずつ解説していきます。
【要因①】依存対象が自分の手の届く範囲にあること
1つ目は依存対象であるパチンコ、スロットが自分の手の届く範囲にあることです。これは分かりやすいですが対象がなければ依存も出来ませんし、どんなにやりたくなってもやれません。
日本はギャンブル大国
日本はギャンブル大国と言われるほどパチンコ、スロットの市場規模は大きいです。そのため店舗数も多く、車や電車、自転車などある程度移動する方法があれば数分から数十分で手軽に行くことができる距離にあることがほとんどです。
店舗数は約7000
日本全国で2020年では約9,000店舗、2023年には約7,000店舗と某ウイルスの件でかなり減少はしているそうですがそれでも多いです。特にパチンコ&スロットが人気な3県、東京、愛知、大阪では順番に約550店舗、380店舗、500店舗と多くの店舗があり、まだまだ手軽なギャンブルという印象です。
参照:全日本遊技事業協同組合連合会.2020年全国遊技場店舗数及び機械台数.2025/06/04
https://www.zennichiyuren.or.jp/material/report/3.html
ゆるり私は愛知県在住ですが店舗は駅の近く、車なら10分くらい走ればある印象ですね。
【要因②】依存仲間がいること
2つ目は依存仲間がいることです。これは本人の周りに同じくギャンブルをやっている人がいることを指しています。
喋ったことが無い人でも、SNS繋がりでも、店舗に行った時に自分と同じようにやっている人でも誰でもよくて、自分が仲間と認識できる対象がいることで孤独感や罪悪感が薄れていきます。
だから仲間がいると依存が強まる。そしてギャンブルをやめることは仲間から外れることになりますので、今まで薄れていた孤独感や罪悪感をまた感じることになり、やめること自体に抵抗を感じる、といった場合があります。



私は店舗のいる人達を同じ趣味仲間みたいなもので、顔も知らないけど親近感を抱くようになっていました。
【要因③】本人がやめたいと思わない
3つ目は本人がやめたいと思わないことで、これは内容が3つあるので1つずつ解説していきます。
自分が意識してやめたいと思っていない
1つ目は自分が意識してやめたいと思っていない場合です。依存症からの脱出は本人の意志が一番大切になってきますので、ご自身がやめたいと思っていない場合は脱出困難になります。そして周りの人がどんなに手を尽くして依存対象から切り離したとしてもやめることは難しく、それどころか反発して犯罪行為に走ってしまう可能性もあります。
問題を無くしたいと考えている
2つ目は自分ではやめたいと思っていても、実はやめたいのではなく、問題を無くしたいと考えている場合です。やめたいと思う人はギャンブルで何かしら問題が発生して、それをきっかけとしてやめたいと思う場合が多いです。この時、実は依存対象であるギャンブルそのものをやめたいとはあまり考えてない可能性があります。
どういうことかというと、ギャンブルの問題は人間関係などありますが、その中でも一番多いのが金銭問題です。その金銭問題が起きてギャンブルをやめようと思うわけですが、この時の心境としてはギャンブルが嫌いだからやめるわけではありません。
そして金銭問題を解決するためには金銭が手に入れば良いわけです。ですので金銭が入ればまた大好きなギャンブルをすることができるということになります。そのため何とかして勝てばやめる必要はないと頭の片隅に考えてしまう。
つまり頭や口ではギャンブルをやめたいと思っているけど、実は問題を無くしたいだけで、根本的にギャンブルをやめたいわけではないのかもしれません。
頭で考え、心が思う
3つ目はやめたいと考えている本人と、心や脳の思いは別物だということです。ギャンブル依存症の傾向が強い場合、頭で意識的に考えている「やめたい」考えと、脳や心が無意識的に思っている「やりたい」思いの二つが存在します。そして無意識的に思っていることは、私たちが考えているより「ずっと強い力」となっているのです。



ここが少しややこしいかなと思います。無意識は、自分の意識とは関係なく独立しているイメージです。たとえば今回は解説しませんがネガティブ思考やポジティブ思考といった思考も同じ無意識で、本人の意識とは関係ないんです。
次にこの意識と無意識について解説していきます。
【説明②】やめられないのは脳の力関係のせい


本人が「やめたいと思わない」ことに関係する大切な知識として、脳の役割について解説します。
3つの役割
私たちが考え、行動するために必要な脳ですが、大きく3つの役割があります。
- 【頭】自身の意識的な“思考”【理性】
- 【心】脳が行う無意識的な“思考”【感情】
- 【体】無意識的な思考から連動するギャンブル衝動【生存本能】
頭:理性
私たちがギャンブルをやめたいと考えているのは【頭】で
自身の意識的な“思考”【理性】になります。
心と体:感情と生存本能
そしてギャンブルをやりたいと思う【心】と【体】は
脳が行う無意識的な“思考”【感情】と
無意識的な思考から連動するギャンブル衝動【生存本能】」になります。
※「頭、心、体」などは分かりやすくするために私が付けています。
ポイント:理性と本能には力関係が存在する
まず1つ目は力関係が存在するということです。
- 弱い 【理性】<【感情】<【生存本能】 強い
このように分類することが出来、理性とは頭であり意識的な思考ですので私たちが意識して考えたことになります。
ポイント:意識と無意識が存在する
次に2つ目は意識的に操作できる部分と、無意識的に自動で操作される部分があるということです。
私たち人間の脳が活動する割合は様々な研究から分かっています。
- 意識的な思考は10%、
- 無意識的な思考は90%
つまりほとんど無意識的に考えて行動しているということになります。



これは脳の仕組みです。ギャンブル以外でもすべてに共通することです。だから私たちは頭で分かっていても嫌なものは嫌と思うわけです。
【説明③】我慢でやめられない理由
「心」と「体」は強い
これら2つの理由から無意識的な思考から生まれる感情と生存本能、つまり「心」と「体」は「自分の意思の力より遥かに強い」ということです。
【強い】
- 心=「無意識+感情」
- 体=「無意識+生存本能」
そしてギャンブルをやりたい衝動とはこの感情や生存本能に関係してくるため、強くなります。
我慢とは「最弱」のカード
意識的に行えることは簡単に言うと我慢するといったブレーキをかける行動です。
そして我慢とは
- 頭=「意識+理性」
で最弱であるということ。
ですのでただ我慢するだけという対策は、ギャンブル衝動に対して「最弱のカードで戦うようなもの」。
勝つことはとても困難となります。
「頭」も大切
ただ「頭」はどうでもよいかというとそうではなく、ギャンブルをやめる最初の一歩は頭である意識から始まります。頭でギャンブルは良いと思っていたら、いつまでも「心も体も」ギャンブルは良いと思ってしまいます。
ですのでギャンブル依存症の対策としては本人がやめる意思をもつ(意識する)、そして知識を得る(まずは頭から)、そして行動で心と体を修正していくという流れが有効になります。



これは脳の仕組みです。感情を理性で抑えるにはコントロールする訓練が必要で、その訓練は感情を高ぶらせないことだったりします。そして我慢は理性で抑えること。つまりやるべきことは感情というギャンブルをやりたい思いを減少させることとなります。
最後に
私が実際にやめた「5ステップ」
もし今やめたいけど困っているのでしたら、私がやめた方法が参考になるかもしれません。よかったら試してみてください。






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