【ギャンブルをしてもOK】パチンコ・スロットをやめるためには「楽しまない!?」具体的方法25選を解説

刺激が強いものに対して、冷静に考え「刺激を弱める」をテーマ

ギャンブルをやめるには“行動を変える”

ギャンブルに行ってしまう──
でも、そこで「何もしない」ではいつもどおりになります。

実は、ギャンブルを続けながらでも
刺激を弱める工夫をするだけで、依存を軽減・悪化させないことができるのです。

この記事ではそんなギャンブルを楽しまない「刺激を弱める工夫」を解説します。

無理に「行くな!」とは言いません。 まずは刺激をコントロールするところから始めましょう。

この記事で分かること
  • 実践ステップ|刺激を弱める工夫25選
  • ギャンブルに行っても「刺激を弱める」だけでOKな理由
  • 小さな冷静体験を積み重ねれば、脳の優先順位が変わる

※本記事は筆者の個人的な体験と学習に基づいた内容であり、医学的・専門的助言を提供するものではありません。依存症に関する治療や支援が必要な場合は、専門の医療機関や相談機関に相談することをお勧めします。
詳しい情報やサポートを受けるには、 厚生労働省 依存症対策ポータルサイトをご覧ください。

STEP確認

この記事はギャンブル依存症から抜け出すための「STEP6-2」です。
単独でも読める記事になっていますが全体の流れを確認したい方は下記リンクへ進みください。

シリーズ全体の流れを確認したい方はこちら。

目次

【結論】ギャンブルは楽しくないと学習する

なぜやめたいのに行ってしまうのか?

それは

  • ギャンブルは、勝ったときの快感を脳に強く学習させる
  • 脳の報酬回路(ドーパミン系)が「もう一度!」と命令してしまう
  • 思い出すだけで体が勝手に動いてしまう

これらの理由があります。

つまりギャンブルは楽しいと脳が学習している状態ということで、逆にギャンブルは「楽しくない」と脳に教えてあげれば依存を軽減できるということです。

そしてそのためには「刺激を弱める」ことになります。

パチンコ&スロットでは「レート」と呼ばれる貸出金額の設定があります。これを使って4円→1円に変えるなどが低刺激になるのですが、実際には上手くいかない場合が多いです。

その理由は4円の刺激が欲しくて耐えられないから。

この時、刺激が足りない部分を他の活動で補う準備をしておくことでフォローすることができます。

こうして徐々に低刺激に脳を慣れさせてギャンブルは楽しくない、けど他の活動があれば意外と大丈夫だと脳に学習させていけば徐々にギャンブルをやめていけます。

【理由】刺激を弱めるだけでも意味がある

刺激を弱めるだけでも意味がある

興奮を抑えるだけで脳の学習は変わります。そのために冷静体験を積んでいきましょう。

  • 興奮のドーパミンを抑えれば、脳の学習も抑えられる
  • 「普通だった」「楽しくなかった」という体験を積むだけで、依存は弱まる
  • 行動を止めるのが無理でも、反応を変えれば脳は変えられる

そのために必要なこととしては…

  • ギャンブルをやっていても面白くないと意図的に思う
  • 楽しくない理由をつける
  • 正しい知識を身に付けて実感する

などすることで刺激を弱められるということです。

こうしてギャンブルをしながらでも行動→報酬の「快感学習」を弱めるだけで、ギャンブルでは満たされないと脳に学習させられます。

【ポイント】減少した分代わりの活動をする

ここで「もっと刺激が欲しい」と無意識に脳は指令を出してきますので、物足りないと感じると思います。

物足りない部分を他の行動で補う形を取ります。それがご褒美や代替行動となります。

つまりギャンブルで減少させる分だけ他で補う、複数の行動で脳を納得させていくスタイルに徐々に変えていくことになります。

ご褒美や代替行動に関しては下記記事で詳しく解説をしていますのでそちらをご覧ください。

【補足】知識がないと実践できない

パチンコ&スロットでは「レート」と呼ばれる貸出金額の設定があります。これを使って4円→1円に変えるなどが低刺激になるのですが、実際には上手くいかない場合が多いです。

その理由は4円の刺激が欲しくて耐えられないから。

この時、刺激が足りない部分を他で補う準備をしておくことでフォローすることができます。

このように「なぜ低刺激が必要なのか」「どう物足りなさを回避するのか」といったの知識がないと「レート下げろって言われても無理」。という感じで終わってしまいますので、やり方だけではなく、理由も記事にしています。

保全士:ひろのぶ

私も低レートは試しましたが、いつの間にか戻っていた経験があります。その時に「低刺激で慣らして他で補う」。この流れを知っていればもっと早くやめれていたでしょう。

【補足②】楽しみたいという人

読者の皆様

いやいや、ギャンブルは楽しみたいんだよ

という方はまずギャンブルの目的は「今」なんなのかを一度確認してみてもらいたいです。

そして「なぜギャンブルは楽しいのか」という理由を知って欲しいです。

これらを知ることで「楽しいけどもう楽しむのはやめよう」という気持ちになってくれればうれしいです。

詳しい記事は下記をご覧ください

【実施①】刺激を弱める方法 25選

刺激を弱める方法 25選

実際にホールでできる具体的な方法を紹介します。

【ホールに入る前にできる方法】

入る前に一度冷静モードになろう。

  • 今日は「刺激を楽しみに行く」わけじゃないと自覚する
  • 「今日は○○円以内で帰る」と財布の中身を制限する
  • 入店前に深呼吸を3回して「冷静モード」に切り替える
  • 換金のレートを下げる「4円→1円」など
  • 刺激の少ない台に限定する(ノーマル機・甘デジなど)
  • 夕方から行く(時間で強制終了できる)

【プレイ中にできる方法】

プレイ中は「興奮しない工夫」で刺激を流す。

  • 演出やリーチでドキドキしても「これは演出」と唱える
  • ドキドキしている身体に集中する。「興奮している。脳が反応しているだけ」
  • 大当たりしても無表情・ガッツポーズ禁止。
  • リーチ中にわざと画面から目を離して天井や壁を見る
  • 玉・メダルを払い出す音を「ノイズ」として受け流す
  • 台の光や音を意識的に「うるさい」と認識する
  • 3回当たったら自動的に休憩ルール(例:5分外に出る)

ポイントは「期待しない」ことです。

【負けたときの方法】

負けたときこそ「冷静なリアクション」を。

  • 負けた瞬間に「よし!ここで帰れば勝ち」とつぶやく
  • 財布を見て残金を確認する(現実を見て冷静さを取り戻す)
  • 「この負けが未来の勝ち」など自分に言い聞かせる
  • 悔しい気持ちをメモに吐き出す。何を書いてもOK。

ポイントは「つまらないと認識する」ことです。

【勝ったときの方法】

勝った時は「ラッキーだっただけ」と割り切る。

  • 「今日はたまたま運が良かっただけ」と自分に言い聞かせる
  • 追加投資禁止 → 最初に勝った分を手元に残す
  • 勝ったら即退店 → そのままカフェやコンビニに寄ってリセットする

ポイントは「喜ばない」ことです。

【終わった後の方法】

終わった後は自分に「ご褒美」や、冷静になった「今」の考えを記録する。

  • お気に入りの静かなカフェを「退避スポット」として登録
  • 勝っても負けても「切り止めて帰ったら自分にプチご褒美(コーヒー、好きな食べ物)」
  • 勝った/負けた時の自分の気持ちを記録して「後で冷静に読み返す」
  • 上記気持ちを冷静な「今」ならどう考えるか書く。

ポイントは「冷静なとき」に行動を振り返ることです。

【実施②】刺激を弱めるギャンブル以外の方法

刺激を弱めるギャンブル以外の方法

次に少し変わった方法を紹介します。

ギャンブル以外の遊戯をする

刺激を弱める方法はギャンブルをしている時以外でも可能です。

  • ゲームセンターでパチンコ・スロットをする
  • 自宅で実機を使ってパチンコ・スロットをする

これらでも効果があると研究で考えられています。

ただPCやスマホで出来るパチンコ・スロットでは駄目です。あくまでも体を使って脳に“ギャンブルをやっている”と認識させて結果として、“報酬が無い”とギャンブル=報酬が無いという学習が目的になります。

またやる時にこれはゲームだからなぁと考えるのではなく、本番さながらの気持ちで行うこと、そして楽しまない、退屈でつまらないと感じることがポイントです。

【結論】ギャンブルを楽しまない

ギャンブルをしながらでも依存症から抜け出す準備をすることはできます。無理に抜け出すことにエネルギーを使うのではなく、他の対策にエネルギーを使って抜け出す準備をしましょう。

そしてギャンブルをしている最中でも今回の対策でギャンブルに価値がないんだぞと脳に教えていく。そうすることで、徐々にギャンブルに対して意欲が減っていきます。

「他の対策×ギャンブル意欲の低減」を進めることで、自然とギャンブルから離れていく準備が整っていきますので、焦らず進めていきましょう!

【まとめ】

ポイント

  • ギャンブル中でも「刺激を弱める」だけで依存悪化を防げる
  • 入店前・プレイ中・負けた時・勝った時、それぞれできる工夫がある
  • ドーパミンの暴走を抑えるには「冷静体験」を積み上げること
  • 「無理に行くな!」ではなく、「反応を変える」と考える

このSTEPで得られること

  • 刺激をコントロールする意識が身につく
  • ギャンブル依存にハマり直さない「ブレーキ」が手に入る
  • ギャンブルに行きながらでも回復を進める道があると分かる

次回

次はギャンブルに行きたい衝動を利用して、パチンコ・スロットをやめる「代替行動ルール作戦」を解説します。

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「この世界は、生きづらいものだ」と思っていた過去があります。
でも今は、そう感じていたのは“思考の回路”が乱れていただけだったんだと気づきました。

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参考・出典

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