映画なら2,000円、遊園地なら1万円。世の中のどんな遊びにも「入場料」や「チケット代」がありますよね。でも、パチンコ屋さんの入り口には料金表がありません。
実は私も依存症だった頃、パチンコをお金を増やす手段だと思っていました。でも、ある時ふと気づいたんです。「これ、実は世界で一番高い入場料を払って遊んでいるんじゃないか?」と。
この記事では、私が気づいたパチンコの「参加費」の正体についてお話しします。これを知ると、今まで当たり前だと思っていたパチンコの見え方が、少し変わるかもしれません。
1. どんな遊びにもある「入場料」。パチンコの場合はいくら?

結論から言うと、パチンコにおける負け額は、その遊びを楽しむための「参加費」だと考えるのが自然です。
どんなレジャーにもコストはかかりますよね。パチンコも例外ではありません。ただ、他の遊びと違うのは、その金額が「打つ台」や「時間」によって自動的に決まってしまうという点です。
パチンコやスロットは、長い目で見れば計算された数値の通りに収束していく遊びです。厳しい言い方をすれば、回らない台に座り続けていれば、数学的に、そして必然的に負けるようにできているのがこの遊びのルール。
つまり、その負け額こそが、その台を回させてもらうためのチケット代なんです。
映画の2,000円は高く感じるのに、パチンコの1万円はあっという間。このチケット代、改めて考えるとかなりの高級ランクですよね(苦笑)
2. データから逆算してみた、パチンコファンの「平均参加費」

パチンコを楽しむ人の平均的な姿を知ると、1回あたりの「平均参加費」が見えてきます。
ネットの統計データを参考に、パチンコファン一人あたりの年間平均負け額を計算してみると、約38万円でした。
年間の平均活動回数が約31回というデータがありますので、これを1回あたりに直すと、平均して「約1万2000円」を支払っていることになります。もちろん趣味として楽しんでいる人もいますが、全体として見れば「1回につき1万2000円の参加費を払って刺激を買う」というのがパチンコの平均的な姿なんです。
年間38万円というコストは、決して小さな額ではありません。これを高いと感じるか、妥当と感じるかは人それぞれですが、自分の使っている金額が「世の中の平均」と比べてどうなのかを知っておくのは、とても大事なことだと思います。
年間38万円……。もしこれが定額制のサブスクだったら、ちょっと解約を検討しちゃうレベルの金額かもしれませんね(汗)
3. シミュレーターが教えてくれる、普通の台を打つための「リアルな維持費」

実際によくある調整の台を1日打つと、平均して約1万7000円が消えていきます。
これは実際のホールによくある調整(ボーダーマイナス2程度)の台をシミュレーションした結果です。
お店側もビジネスとして営業している以上、電気代や人件費を払うための利益が必要です。そのため、お宝台がなかなか見つからない日に「とりあえず空いているから」と座って打つことは、この「約1万7000円という参加費」を支払うことに同意しているのと同じなんです。
ちなみに平均的な投資額は5万円を超えることもあるので、当たらなければもっと高額な参加費になる可能性もあります。
1日遊んでマイナス1万7000円。これ、高級ホテルのランチに行って、エステを受けてもまだお釣りがくる金額ですよね。海物語で魚群を待つためのコストとしては、なかなかの「贅沢品」だと思いませんか?1日1万7000円の参加費。これを毎日払うとなると、セレブな趣味の仲間入りができそうです
4. 基準は0円じゃない。最初から「マイナス2万円」という参加条件

パチンコの本当のスタートラインは「0円」ではなく、実は「マイナス2万円」だと考えたほうがスッキリします。
パチンコの世界では「負ける(参加費を払う)のが基準」であり、そこからさらに負けたら運が悪く、運よく取り戻せて0円になったら「2万円分も運が良かった」ということになります。
基準を0円に置いてしまうと、マイナス2万円になった時に「損をした」と感じてしまいますが、もともとの参加費がマイナス2万円なら、トントンで終われたことは「大勝利」と言ってもいいくらいの幸運なんです。
ギャンブルなのだから基準がマイナスなのは当たり前だろって思いますか?もし本当に当たり前って思えていれば、負けてもイライラしないんですよ。実は、期待に対して差があるからイライラするんです。
『今日は取り戻せてトントンで済んだ! 良かった!』って思うこと、ありますよね。でも基準を冷静に考えると、実はその時点でもう十分すぎるほど運を使い果たしているのかもしれません
5. 「参加費」を意識すると、お財布との向き合い方が少し変わる

この「参加費」という考え方を正しく持つことで、精神的に健康な判断ができるようになります。
「勝てる」と思って入店するから、負けた時に「なんでだ!」とストレスが溜まってしまいます。
でも、最初から「この遊びの参加費は2万円なんだ」と割り切っていれば、負けた時のストレスも抑えられますし、「今日は2万円の入場料を払ってまで遊びたい気分かな?」と冷静に判断できるようになります。
「入場料」として冷静に考えてみて、それでも行きたいと思えるかどうか。そう自分に問いかけることで、今までとは違う選択肢が見えてくるかもしれません。
『入場料2万円』という看板が入り口に立っていると想像してみてください。それでも胸を張って入れる日だけ行く。それが、自分を大切にする打ち方なのかもしれませんね。

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