パチンコの新台入れ替えはせざるを得ない?理由は2つ!
パチンコ店としても新台を買わない方が余裕が生まれるじゃないか
その分還元してくれればお客も付くだろうって思いますよね。
実は生き残る為に新台入れ替えを「せざるを得ない」状況だったりします。
今回は「新台入れ替えをせざるを得ない必要性」というテーマでお話します。
なぜ新台入れ替えをおこなうのか、2つの理由が分かりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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【結論】新台入れ替えしないと潰れる
新台入れ替えをする必要性は、しないとパチンコ店舗が潰れるからになります。
ぶっちゃけ私たちプレイヤーからすると新台入れ替えは無駄が多い。
これが最小限になればパチンコ店舗も費用が抑えられて、その分還元できてwinwinの関係を築けるはず。
でもなぜかパチンコ店は大体1カ月1.2回のペースで新台入れ替えをして、その手を止めようとはしません。
そこには「2つの理由」による影響があり、パチンコ店舗側としても生き残る為に「せざるを得ない」状況に立たされているからだったりします。
ここから「2つの理由」について話していきます。
【理由1】新台入れ替えは「広告」
まず1つ目の理由で、新台入れ替えは実は「広告」としての役割があるからです。
新台は一番良い「集客方法」
「広告」というとチラシやCMなどを思うかもしれませんが、肝心のそれらに書くアピールポイント。
それが新台入れ替えで、一番簡単で一番効果的な「集客方法」になります。
「最速導入」「地域最大設置台数」などの謳い文句を見たことはありませんか?
こうしたアピールをするためには、たとえ1日だったとしても早く、そしてより多く設置した方が「広告」としては効果的です。
競合店との争い
そしてそんな「広告」がなぜ必要なのか。それは競合店との争いがあるからこそ発生します。
競合店が新台を入れたのに、自分のところは入れていない、そんな状況では「お客は減ってしまう」。
もし、その分うちは還元しているんだよって店舗があったとしても、それってアピールとしては弱いんですよね。
というのもこの場合は出てるのを体験してもらうしか方法がないから。
そして店舗としても出すためには多くのお客に来てもらわないと出せない。
だからまずは手っ取り早いアピールが必要になります。
つまりこの「競い合う仕組み」があるからこそ、集客方法として、新台入れ替えを「せざるを得ない」わけです。
まとめ:新台入れ替えは「広告」
ここまでをまとめると、新台入れ替えは「広告」の役割で一番簡単な「集客方法」。怠ると競合店と差が出て「お客が減る」。だから新台入れ替えを「せざるを得ない」という理由になります。
【理由2】遊技台は「売り手市場」
2つ目の理由は、パチンコ店舗と遊技台メーカーの力関係で、遊技台メーカーの方が強い「売り手市場」だからになります。
遊技台メーカーが強い
みなさんは売り手市場、買い手市場とか聞いたことありませんか?
これは就活や転職などでよく見聞きする言葉なのですが、「売り手市場」とは、求職者(売り手)よりも企業(買い手)が多く、求職者が有利な状況を指します。
これと同じで、パチンコ市場は「売り手市場」。
「売り手」である遊技台メーカーが有利で、販売するかどうかを選ぶ側になっています。
ノウハウが大手に集中する
ではなぜ「売り手市場」になってしまうのか、これはノウハウが大手遊技台メーカーに集中するからだと考えられます。
やっぱりパチンコ店舗側としては「超人気台」を手に入れたいわけですが、この「超人気台」は大手遊技台メーカーが作る可能性が高いです。
それはアニメの版権問題などもあり、弱小メーカーではそもそも作ることができない。
これは言い換えると企業の新規参入が難しいってことです。
こうなると必然的に大手メーカーが様々な「超人気台」を作り、さらにノウハウがどんどん集中して集まっていき、ますます強くなっていきます。
「超人気台」だけを入手はできない
ここからが厄介な話で、その大手が作る「超人気台」だけを買うことができないということ。
パチンコ店舗からすれば「超人気台」だけを入手できればかなり費用は抑えられる。
でも遊技台は「売り手市場」。
売り手側の大手メーカーが売らないって言ったら、パチンコ店舗としては「知名度の低い台しか買えない」状況になり、とても困ってしまうわけです。
抱き合わせで買わせる
じゃあこの「超人気台」はどうすれば買えるのか、それが「抱き合わせ販売」になります。
例えば、「超人気台A」を買うには、「人気のない台B」を何台も事前に買わないといけない。
人気女優を使わせてあげる代わりに、うちの事務所の若手も使ってね、という芸能界のノリと同じです。
ただし大きく違うの点は、パチンコ台は人気だろうが不人気だろうが費用が全部一緒ってところですね。
つまり「超人気台」のために「知名度の低い台」も買わなきゃいけない、だから新台入れ替えを「せざるを得ない」となります。
補足:実際には優先権
ちなみに「抱き合わせ販売」は独占禁止法で違法行為となりますが、実際に抱き合わせとして販売しているわけではないです。
イメージとして分かりやすくするため「抱き合わせ販売」という言葉を使いました。
実際にはメーカー側として「超人気台A」を販売する際に、パチンコ店舗側が希望する台数を、製造が間に合わないので販売できないとお断りする。
そして数が限られているから優先的に卸す順番を、過去の機械購入履歴から選定して決めているという内容です。
ですので正確には「超人気台A」の優先権を「人気のない台B」を買うことで得ているって感じらしいです。
まとめ:遊技台は「売り手市場」
ここまでをまとめると、遊技台メーカーが強いから「売り手市場」。
新規参入が難しく大手が「ノウハウを集中」して「超人気台」を作る。
「超人気台」は「知名度の低い台」と抱き合わせで買う。
だから新台入れ替えを「せざるを得ない」という理由になります。
【結論】
競合店がいるから「広告」の必要性があり
「売り手市場」だから人気の無い台も買う必要性があり、これら2つの理由から、新台入れ替えを「せざるを得ない」状態で、しないとパチンコ店舗が潰れてしまうかもしれない、ということ結論になります。
だからたとえ悪循環だったとしても新台入れ替えの手を止めることはできず、その負担が私たちプレイヤーにのしかかってくるわけです。
パチンコ店舗も遊技台メーカーも生き残るために新台入れ替えを緩めるのではなく、あくまでも人口が戻ってくるように、あの手この手で色々工夫を凝らしているという感じですね。
まとめ
今回のテーマ「新台入れ替えをし続ける必要性」はいかがでしたか?
【理由1】
- 新台は「広告」であり一番簡単な「集客方法」
- 怠ると競合店と差が出て「お客が減る」
- だから新台入れ替えを「せざるを得ない」という理由になります。
【理由2】
- 遊技台メーカーの方が強い「売り手市場」
- 新規参入が難しく大手が「ノウハウを集中」して「超人気台」を作る。
- 「超人気台」は「知名度の低い台」と抱き合わせ、
- だから新台入れ替えを「せざるを得ない」という理由になります。
このような内容でした。
「買い手」のパチンコ店舗が悪いのか、新台が多すぎる「売り手」の遊技台メーカーが悪いのか。
はたまた「新台に釣られてしまう」私たちプレイヤーが悪いのか。
まぁ一番は景気が悪いからなんでしょうけどね。
ただそんな状況でもしっかり「利益」が出ているのが「売り手」の遊技台メーカーです。
次回はその辺りを話していきますので、良かったらぜひ見てくださいねぇ。
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