継続率80%の平均は5連、90%なら10連ですが、
実は平均になるには「条件」が必要で、達成できないと「損失が発生」します。
みなさんも知らない内にそうなっているかも?
今回は「継続率の平均が高い理由」というテーマでお話します。
平均って実は「こうなっている」っていう事実が分かりますので、ぜひ参考にしてください。
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【結論】継続率の平均が高い理由は「上限が無いから」
まず結論で、継続率の平均が高い理由は「上限が無いから」です。
上限が無いから大連チャン、「爆連」が起こり、これを引くことが平均になるための「条件」です。
実はみなさんそれほど意識していないかもしれませんが、この継続率には実質「無限の可能性」があります。
こう聞くとワクワクするかもしれませんが、たいして引けないこの「無限の可能性のせい」で「平均が上がっている」ってことです。
今回は、じゃあこれが影響して具体的にどれだけ「底上げ」されているのか。
そして引けない人はどれだけ「損失」をしているのかを「数値」にしましたので、ここから一つずつ話していきます。
【説明1】継続率と平均連チャン数
まず継続率に対する平均値はこの表のようになります。
今回は80%を例に話していきますので、平均継続回数は5回です。
| 継続率 | 平均連チャン数 |
|---|---|
| 50% | 2 |
| 60% | 2.5 |
| 70% | 3.3 |
| 80% | 5 |
| 90% | 10 |
4連以内に集中する
そして継続の発生分布をグラフにするとこのようになり、継続率80%の平均5連と聞くと、だいたい5連になるイメージかもしれませんが、実際には4連以内に集中します。

ただ今回のテーマはこの11連以上で、グラフで見て分かる通り11連以上は「10.7%」と意外と割合が大きいですよね。
これが「無限の可能性」を秘めた「爆連」の確率ですが、逆に言えばこれが平均5連という数値の「底上げをしている」ってことです。
【説明2】爆連が平均を底上げ
この「爆連」がどれほど平均を底上げしているのか話していきます。
たとえばこんなパターン
まず平均を爆連が底上げしている例として、次のグラフのようになります。
10人が遊んだとして、どのパターンでも全体の平均は5連です。
【A】
- 6人は平均3連で終了
- 3人は平均7連で終了
- 1人が11連
【B】
- 6人は平均2.3連で終了
- 3人は平均7連で終了
- 1人が15連
【C】
- 6人は平均2連で終了
- 3人は平均6連で終了
- 1人が20連

こんな感じで「平均」は、“一部の爆連”が全体の数字を底上げしている結果です。
【説明3】どれだけ底上げされている?
ここからが本題で、意外と知られていないこの「爆連」によって具体的にどれだけ平均が底上げされているのかを計算してみました。
何%「底上げ」されている?

これは仮に11連以降が存在しない天井が10連の台、つまり無限の可能性ではなく有限の場合。
これで計算してみるとどれだけ底上げされているのかが分かります。
その計算の結果、平均は「約4.46連」で、平均5連の内「約0.54回分」だけ「爆連によって底上げ」されていたと分かりました。
条件達成できないと「損失」になる
この爆連による底上げは、言い換えると普段から11連チャン以上の大連チャンを経験できていない人は、平均に対して「約0.54回分」損失していたということになります
%で言うと平均5回連に対して約0.回ですので「約10.7%の損失」です。
この損失は大当たり期待出玉の損失に繋がります。
たとえばラッシュで平均期待値6,000玉だとしたら、爆連抜きで平均期待値5,400玉って感じです。
継続率が高いほど損失が大きくなる
ちなみにこの損失ですが、継続率が高くなるとより大きくなります。
| 継続率 | 平均連チャン数 | 上限(平均の2倍) | 損失 |
|---|---|---|---|
| 50% | 2 | 4 | 約6.3% |
| 60% | 2.5 | 5 | 約7.8% |
| 70% | 3.3 | 6.6 | 約9.0% |
| 80% | 5 | 10 | 約10.7% |
| 90% | 10 | 20 | 約12.2% |
60%の場合は平均2.5回、天井5回(平均の2倍で計算)の場合は平均約2.31回。
この場合損失は0.19回ですので「約7.8%の損失」。
90%の場合は平均10回、天井20回(平均の2倍で計算)の場合は平均約8.78回。
この場合損失は1.22回ですので「約12.2%の損失」。
つまり継続率が「高ければ高いほど」爆連を達成しないと「平均に対して損失が大きくなる」ということです。
平均連チャンの「条件」
これが平均連チャンになる「条件」で、「爆連が平均を底上げ」している「具体的な数値」です。
残念ながら爆連が引けていない人はその時点で、「天井の無い無限の可能性」のある台の、スペックを「引き出し切れていない」ということ。
たとえば、「いやいや計算したら爆連が無くても平均超えてるよ」って人は、天井がある台でも同じ結果なわけで、平均「約4.46連」の台で平均「約5連」しているようなもの。
この場合は台のスペックを引き出しているわけではなく、「運で上振れしている」だけってことです。
結論
結論としては継続率80%の場合「台の平均」が5連というのは間違いないですが、「みなさんの平均」が5連になるには「爆連」という「条件を達成」しないと、「台のスペック」的に届かないということになります。
だから実践では運が良いから爆連を引けるって思うんですけど、実際には「引かないと平均を下回る」。
つまり爆連してやっと「平均」ってことです。
まとめ:「平均」は大連チャンが「条件」
今回のテーマ「継続率の平均が高い理由」はいかがでしたか?
- 継続率は無限の可能性がある
- だから「爆連」によって「約0.54回分底上げ」されている
- 爆連が引けないと「約10.7%の損失」になる
- 継続率が高いほど損失は増加
- つまり爆連が平均になるための「条件」
- 条件を達成しないと自分の平均は「台のスペック」的に届かない
このような内容でした。
爆連は「引けたらラッキー」に感じる、けど実質「引かなきゃ平均以下」。
私は爆連の経験はそんなにないので、改めて考えるとスペックを引き出せていなかったんだなぁって思います。
みなさんはどうでしたか?
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