パチンコあるある知識。
パチンコでやめた後に、次に座った人にすぐ出される経験、ありませんか?
ハイエナされた、遠隔操作なんじゃないか。
そんなことを思ってしまうこの確率、どれくらいか計算してみました。
今回は「やめた後に次の人が出る確率を計算」というテーマでお話します。
こんなもんなんだなぁって気楽にみてもらい、最後に僕なりのオススメ対策もありますので、ぜひ参考にしていってください。
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【計算1】座って10,000円で当たる確率
まずは、座って1,000円で当たる確率と、10,000円で当たる確率を計算してみます。
スペックの前提
今回は3つのスペックを例にして計算していきます。
| 項目 | Aの台 (穏やか) | Bの台 (中間) | Cの台 (荒い) |
| 大当たり確率 (P) | 1/319 | 1/319 | 1/399.9 |
| RUSH突入率 | 80% | 55% | 55% |
| RUSH継続率 | 80% | 80% | 80% |
| — | — | — | — |
| 大当たり 1 回の出玉 (D) | 1,143 個 | 1,500 個 | 1,881 個 |
| 初当たり 1 回あたりの平均連チャン数 | 4.2 回 | 3.2 回 | 3.2 回 |
| 初当たり 1 回あたりの最終期待出玉 | 4,800 個 | 4,800 個 | 6,019 個 |
| RUSH突入時の平均獲得出玉 (5 回 ×D) | 5,715 個 | 7,500 個 | 9,405 個 |
| ボーダーライン (B) | 16.61 回/千円 | 16.61 回/千円 | 16.61 回/千円 |
Aの台
- 大当たり確率:1/319
- RUSH突入率:80%
- RUSH継続率:80%
- 大当たり 1 回の出玉:1,143 個
- 初当たり時出玉:1,143 個
- 確変終了時出玉:0 個
- 最終期待出玉:4,800 個
- 初当たり平均連チャン数: 4.2 回
- 平均獲得出玉(RUSH突入時):5,715個
- ボーダーライン: 16.61 回/千円
Bの台
- RUSH突入率:80%→55%
- 大当たり 1 回の出玉:1,500 個
- 初当たり時出玉:1,500 個
- 初当たり平均連チャン数: 3.2 回
- 平均獲得出玉(RUSH突入時):7,500個
Cの台
- 大当たり確率:1/399.9
- 大当たり 1 回の出玉:1,881 個
- 初当たり時出玉:1,881 個
- 初当たり平均連チャン数: 3.2 回
- 平均獲得出玉(RUSH突入時):9,405 個
座って10,000円で当たる確率
1,000円で16.61 回転した場合の当たる確率を計算していきます。
| 投資金額 | 回転数 (回) | Aの台 1/319 の台 (16.61 回/千円) | Bの台 1/319 の台 (16.61 回/千円) | Cの台 1/399.9 の台 (16.61 回/千円) |
| 1,000円 | 16.61 | 5.16% | 5.16% | 4.10% |
| 2,000円 | 33.22 | 9.98% | 9.98% | 8.03% |
| 3,000円 | 49.83 | 14.55% | 14.55% | 11.89% |
| 4,000円 | 66.44 | 18.88% | 18.88% | 15.66% |
| 5,000円 | 83.05 | 22.99% | 22.99% | 19.34% |
| 6,000円 | 99.66 | 26.87% | 26.87% | 22.93% |
| 7,000円 | 116.27 | 30.54% | 30.54% | 26.43% |
| 8,000円 | 132.88 | 34.00% | 34.00% | 29.83% |
| 9,000円 | 149.49 | 37.27% | 37.27% | 33.15% |
| 10,000円 | 166.1 | 40.35% | 40.35% | 36.37% |
1,000円で当たる確率はA,Bの台「5.16%」、Cの台「4.10%」でした。
でも多くの人が、切りのいい1枚である10,000円を投入するケースが多いのでその場合みると、
A,Bの台「約40%」、Cの台「36%」になります。
これは、だいたい「約3分の1」が、後で見に行ったら大当たりしている確率です。
【計算2】まとまった出玉を出している確率
次に、座った人が当たったあと、まとまった出玉を出している確率を計算してみます。
5連チャンする確率
参考として今回は、5連チャンしている確率と、10,000円を回収する確率を見てみます。
| N 連チャン 以上になる可能性 | Aの台 (突入 80% / 継続 80%) | Bの台 (突入 55% / 継続 80%) | Cの台 (突入 55% / 継続 80%) |
| 1連以上 | 100.00% | 100.00% | 100.00% |
| 2連以上 | 64.00% | 44.00% (出玉:3,000 個) | 44.00% (出玉:3,762 個) |
| 3連以上 | 51.20% (出玉:3,429個) | 35.20% | 35.20% |
| 4連以上 | 40.96% | 28.16% | 28.16% |
| 5連以上 | 32.77% (出玉:5,715個) | 22.53% (出玉:7,500個) | 22.53% (出玉:9,405個) |
| 6連以上 | 26.21% | 18.02% | 18.02% |
| 7連以上 | 20.97% | 14.41% | 14.41% |
| 8連以上 | 16.78% | 11.53% | 11.53% |
| 9連以上 | 13.42% | 9.23% | 9.23% |
| 10連以上 | 10.74% | 7.38% | 7.38% |
| 11連以上 | 8.59% | 5.84% | 5.84% |
| == | == | == | == |
| 初当たり 1 回あたりの 平均連チャン数 | 4.2 回 | 3.2 回 | 3.2 回 |
まず5連チャンは、Aの初当たりとラッシュ突入ともに80%の台であれば「約32.7%」です。
BとCの初当たりが55%でラッシュ突入台であれば「約22.5%」になります。
これは、だいたい「約4分の1」が、5連以上でまとまった出玉を獲得している確率です。
そして、10,000円を回収できる確率はAの台で3連以上「約51.2%」。
B,Cの台で2連以上「約44.0%」となり、「約2分の1」で回収できます。
補足:台の違いによる差
また補足で、今回は計算しやすいように大当たりの出玉をBを基準にして計算してます。
ですのでラッシュ突入後に大量出玉を獲得できるタイプですと、もう少し10,000円を回収するのに連チャンが必要になります。
| 台 | 確率/突入率 | 平均連チャン数 | 大当たり 1 回の出玉 |
| A | 1/319:80% | 4.2 回 (多い) | 1,143 個 (少ない) |
| B | 1/319:55% | 3.2 回 (少ない) | 1,500 個 (多い) |
| C | 1/399.9:55% | 3.2 回 (少ない) | 1,881 個 (最も多い) |
【計算3】トータル「座った人が出る」確率
ここからが本題で、さきほどの「10,000 円で当たる確率」と「その当たりが 5 連チャン以上になる確率」、これをどちらも達成する確率を計算していきます。
10,000円の当たりが5連チャン以上になる確率
| N 連チャン 以上になる可能性 | Aの台 (突入 80%/ 1/319) | Bの台 (突入 55%/ 1/319) | Cの台 (突入 55%/ 1/399.9) |
| 10,000円で当たる確率 | 40.35% | 40.35% | 36.37% |
| — | — | — | — |
| 1連以上 | 40.35% | 40.35% | 36.37% |
| 2連以上 | 25.82% | 17.75% (出玉:3,000 個) | 15.99% (出玉:3,762 個) |
| 3連以上 | 20.67% (出玉:3,429個) | 14.22% | 12.80% |
| 4連以上 | 16.53% | 11.37% | 10.23% |
| 5連以上 | 13.22% (出玉:5,715個) | 9.09% (出玉:7,500個) | 8.19% (出玉:9,405個) |
| 6連以上 | 10.58% | 7.27% | 6.55% |
| 7連以上 | 8.47% | 5.82% | 5.24% |
| 8連以上 | 6.77% | 4.66% | 4.20% |
| 9連以上 | 5.42% | 3.72% | 3.36% |
| 10連以上 | 4.33% | 2.98% | 2.68% |
| 11連以上 | 3.46% | 2.38% | 2.13% |
Aの、ラッシュ突入と継続率ともに80%の台で、10,000円で5連以上する確率は「13.2%」です。
Bの、ラッシュ突入55%で継続率80%の台で「9.0%」、Cの、399ぶんの1の台で、「8.2%」になります。
これは、だいたい「約10分の1」が、5連以上でまとまった出玉を獲得している確率です。
そして、10,000円を回収できるのはAの台で「約20.6%」、Bの台で「約17.7%」、Cの台で「約15.9%」となり、
「約5から6分の1」で回収できます。
補足:回転率で変化する
補足で、この確率はボーダーライン以上に良く回るようになれば、さらに上がっていきます。
| 5 連以上 になる確率 回/千円 | Aの台 (突入 80%/ 1/319) | Bの台 (突入 55%/ 1/319) | Cの台 (突入 55%/ 1/399.9) |
| 16.61 (ボーダーライン ) | 13.22% | 9.09% | 8.19% |
| 17.61(+1 ) | 13.79% | 9.48% | 8.53% |
| 18.61(+2 ) | 14.36% | 9.85% | 8.87% |
| 19.61(+3 ) | 14.89% | 10.21% | 9.19% |
| 20.61(+4) | 15.39% | 10.55% | 9.49% |
【結論】月に数回くらいは「あり得る」
今回の内容からやめた後に座った人が、出ているという嫌な経験。
「大体約10から20%」で起こる
その可能性は今回のボーダーラインであれば、10,000円で考えると「大体約10から20%」で起こる、という計算になりました。
10,000円を回収できるくらいなら「約20%」、しっかり出てるくらいなら「約10%」。
それくらいの確率で起こります。
やめた後に1,000円で即効当たる場面も、「約5%」ほどはある
こうして考えてみると、やっぱり「起こりえる」くらいの確率ではあります
台を移動する回数分、発生率が上がる
そもそもの話ですが、確率だけ見ると低く感じますが、この発生原因は「台を移動」することです。
ということは台移動のたびに、この可能性が発生するわけです。
たとえば1日3回、台を移動したら、月8回パチンコに行ったとして合計24回。
しっかり出てるのが「約10%」なので、単純に「1カ月で2.4回は発生する」ことになります。
もちろん後に座る人がいれば、ですが。
でも実際みなさんが、やめた後にすぐ出されてイラっとする。
そんな場面は何十台も打ったうちの1台ではないでしょうか?
思っている以上に「あり得る」
ですので結論、やめた後にすぐ出されてイラっとすることは、僕やみなさんが思っている以上に「あり得る」ということになります。
対策は「見ない」こと
最後に、僕がオススメする対策としては、「見ないで帰る」か、「別の島にいく」ことです。
やっぱり気にはなる気持ちはわかります。
けど、どうなったかを見た時のパターンは三つ。
- 誰も座ってないか
- 座ってるけど特に出ていないか
- 出ているか
良いパターンは「やっぱりやめてよかった」そう思えるパターン。
でもそれって「それだけの話」。
正直、出てる時に受けるダメージの方がでかいです。
もし冷静に何かデータとして見ておきたいなら別ですが、そうではなくただ「安心が欲しい」だけなら、
見ないことが「最高の安心」だったりします。
メリットは「自分の意思」でやめられる
またメリットとして、これを徹底するようになると、どんなにやめづらい台でも自分の意思でやめやすくなります。
たとえば、ハマってるからハイエナされたら嫌だなって思ってやめられない。
こんな場面でも割と気にせずやめられるようになります。
こうすると、嫌な気持ちで打つ頻度が下がって、気持ちよく打てるようになりますのでオススメです。
パチンコの未来は「不確定」
そもそも、その人が出てるイコール、みなさんが打ち続けてたら出てた、これは間違いです。
競馬などであれば、買っておけば当たった、これはみなさんが何をしようが未来は変わらないから、正しい。
でもパチンコは回転がスタートした瞬間に未来が決まります。
これは、その都度未来が変わっているってことです。
ですので、出てる人は運が良かった、自分が打っていたら1,000回転ハマったかもなって思うと、
少し気が楽になりますので、これもオススメです。
まとめ
今回のテーマ「やめた後に次の人が出る確率を計算」はいかがでしたか?
- 1,000円で当たる確率は「約5%」
- 10,000円なら「約38%」
- 5連チャンする確率は「約22から32%」
- 次に座った人が10,000円で5連チャンする確率は「約10%」
- 10,000円を回収できるくらいなら「約20%」
- 1日3回台移動カケル月8回で1カ月で2.4回発生する確率
- だから、月に数回くらいは「あり得る」
- オススメ対策は「見ないで帰る」と「自分だったらハマったと考える」
このような内容でした。
パチンコでは、はまるのもムカつきますが、やめた台を他の人が出すのもムカつくものです。
ですが確率的にはやっぱり「あり得る」ものですので、気にするくらいならスルーして、ストレスフリーでいきましょう。
