【負け続ける理由その⑤】パチンコ・スロットの確率には「不変と変動」の2種類がある

パチンコ・スロットで
なぜ負け続けてしまうのか?

それは機械割やボーダーライン
確率や平均などが
「何の数値なのか分からない」と
違った意味でとらえてしまって
「打ち続ければ基準に収支が収束する」
こんな思い違いが生まれてしまいます

この記事で分かること
  1. 確率、平均、期待値、収支が何の数値なのか
  2. 収支の平均と累計の違い

これをメインに話していきます!
確率の収束の話ですので
すみませんが内容が前回の記事と一部かぶります

※今回はシリーズ物で
その⑦まで続きます!

目次

【関連動画】

記事と同様の内容が動画でも見られます。
取り組みやすい方をお選びください。

【結論】

このグラフは
計算上収支がプラマイ「0」になるスペックのパチンコを
1万回転を10セットしたシミュレーション結果です

大事な要素はこの4つ

  • 基準
  • 期待値
  • 実績の累計
  • 実績の平均

これらの数値がどんな意味を持つのかが分かれば
負け続ける理由が一つ減ります

【説明1】ややこしい言葉の一覧

パチンコ・スロットの確率に関する
ややこしい言葉はこの辺りになります

用語 性質  定義とパチンコ・スロットでの役割
理論値理論値
(不変)
計算の結果
数学的計算に基づき、理想的な条件下で算出される計算上の数値
機械割理論値
(不変)
スロットにおいて、投入枚数に対する払出枚数の理論上の割合
期待値の基準となる。(例: 設定6の機械割 110%)
ボーダーライン理論値
(不変)
パチンコにおいて、収支がプラスマイナスゼロになるために理論上必要な回転数。(例: 18回転/千円)
理論上の確率理論値
(不変)
台のスペックなど動かない数値
割合もしくは平均を数値( 1/300や%など)で表したもの
理論平均値理論値
(不変)
理論確率に基づき計算される、頻度(回数)の平均
(例: RUSHの継続率 80%なら継続5回)
期待値理論値
(不変)
理論平均値を用いて計算される、収支(金額)の平均
(例: 1時間あたりプラス 3,000円)
実績値実績値
(変動)
実戦の結果
実際にどれだけの成果が出たかを示す具体的な数値
実測値など呼び名は色々
確率(実績)実績値
(変動)
実際に試行した結果、現在計算されている割合
(例: 現在 1/250)
平均(実績)実績値
(変動)
観測データから計算したデータの中心
(例: 1,000円あたりの平均回転数)
累計変動する絶対額収支や回数の合計値収束の対象ではない
(分散するため)
割合比率の表現「割合」は全体に対するある部分の比率を示すもの
収束現象理論値の確率(平均)に実績値の確率(平均)が近づく
(大数の法則)

この表は確率論とパチンコ・スロットの用語を
「理論値」と「実績値」の2つに分類し
それぞれの違いをまとめたものです

細かく覚える必要はなくてポイントは2つ

1つ目は確率や平均といってもそれが
「理論値」という計算に基づき算出された不変の数値なのか
「実績値」という実際にどれだけの成果が出たかを示す変動する数値なのか

2つ目は同様に収支や結果といってもそれが
「平均」の話なのか
「累計」の話なのか

こうした違いで意味が大きく変わってしまうことがポイントです

【説明2】大事な要素はこの4つ

普段よく使う大事な部分だけを話していきます

順番に説明すると

基準

まず基準で
この基準は指標とか目安という意味
数値の元になるのは理論値、理論上の確率、理論平均値など様々な呼び名があります

今回の場合は計算上収支が「0」になる理論平均値です

皆さんが普段使う呼び名としては
パチンコならボーダーライン
(○○回転の時収支がプラマイ0)

スロットなら機械割やペイアウト率
(100%の時収支がプラマイ0)

これが今回の基準と同じもの
特徴は「理論値」なので不変の数値になります

この基準がなぜ大事なのか
それはパチンコ・スロットは運で勝敗が左右されるとはいっても
その結果はこの基準に基づいているからです

助手:モンキー君

基準は不変だから
このグラフと同じスペックの台を打つと
今回のグラフのような展開になるよ

期待値

次に期待値で
期待値は理論平均値を用いて計算される
期待できる収支(金額)の平均

今回の場合基準、理論平均値が「0」ですので
期待値は1回転当たり「0」です

特徴は「理論値」なので不変の数値になります

みなさんは「期待値を積み重ねる」って聞いたことありませんか?

今回のグラフではこうして
「0」という期待値を毎日積み重ねている
「0」ですので右にまっすぐ進むイメージ

そして期待値より出た結果がこの緑の線です
ただよく見ると2000から4000回転の1日がすごく出ているだけで
他の日は少し上下しているだけ

期待値がなぜ大事なのかは
こうして「期待値を積み重ねる」ことで
この基準に「近い結果が期待できる」からです

助手:モンキー君

ちなみに「期待値」は
パチンコの打ち方やスロットのゾーンや天井狙いなど
何が対象かによって変化するよ

保全士:ひろのぶ

今回はスペックに対する「期待値」でした

実績の累計

次に実績の累計で
実績の累計は収支や回数の合計値
今回の場合は収支(出玉)の累計です

皆さんが普段使う呼び名としては
トータル収支や結果、スランプグラフ、年間成績など様々
特徴は「実績値」なので変動する数値になります

この実績の累計がなぜ大事なのかは
普段からみなさんが意識している
何よりも大切な結果だからです

助手:モンキー君

ここまでの理論値で不変だった
基準と期待値の結果が
この累計に表れてくるってことだね


実績の平均

次に実績の平均で
実績の平均は観測データから計算したデータの中心

今回の場合は収支の累計を日数で割った
1日当たりの収支の平均です

呼び名は平均とか確率など様々
特徴は「実績値」なので変動する数値になります

助手:モンキー君

さっきの累計を割った結果がこの平均ってことだね

保全士:ひろのぶ

ただこの実績の平均は普段あまり使い道はないかも
今回は確率の収束の説明のために話しました

保全士:ひろのぶ

ここまでの基準、期待値、実績の累計、実績の平均の4つが
パチンコ・スロットで重要な言葉や数値でした

助手:モンキー君

基準がとても重要なイメージだったね

【説明3】平均と累計の違い

さきほど話した4つの内の2つ
実績の平均と累計の違いで
さきほどまでは理論値と実績値の話でしたが
平均と累計は全く別の話になります

何が違うのかですが
平均は「割合」の話で「割り算」
累計は「総量」の話で「足し算」
ですので実績の累計と実績の平均では
根本的に求めているものが違います

どれくらい違うのかですが
「累計」では右上の緑の線の位置
「平均」では紫の点線の位置になります

この違いから分かることは
赤色の点線に紫の点線が近づいている

これは
理論値の確率に実績値の確率が近づいている
だから確率が収束しているということ

つまり
紫の点線、「平均」では確率が収束している
けど緑の線、「累計」では収束していない
それどころか累計は拡散してバラバラになっている

平均と累計の違いではこうした違いがあります

【結論】その数値はなんの数値なのか

確率や平均といっても理論値や実績値で意味が違う
平均と累計でも大きく違ってくる

こうした
「その数値はなんの数値なのか」
これが分からないと

実は「なんの理屈もないのに」
いつか負けを取り戻せると
打ち続けてしまうことになるかもしれません

【問題】新たな疑問

読者の皆様

確率は収束して
収支が収束しないのは
だいたいわかってきた

読者の皆様

というかぶっちゃけ
打ち続ければ理論値の
「軸の周辺」に収支の累計が
「集まる」ならなんでもいいや

もしこのようなイメージをもっているなら・・・・

助手:モンキー君

ちょっと待って!
そのイメージは間違っているよ

読者の皆様

(。´・ω・)ん?
こうじゃないの?

保全士:ひろのぶ

実は収支の結果は打てば打つほど
「バラバラに広がっていく可能性があります」

読者の皆様

あれ?全然真っ直ぐじゃないじゃん!

助手:モンキー君

収支は真っ直ぐに進みやすい
だけど「分散するよ!」

読者の皆様

じゃあ基準なんて意味ないんじゃないか

保全士:ひろのぶ

次回はこの収支のバラツキについて話していきます

【まとめ】

助手:モンキー君

今回はここまで!

今回の内容

  • 確率や平均といっても「理論値」「実績値」で意味が違う
  • 平均は「割合」の話で「割り算」
  • 累計は「総量」の話で「足し算」
  • 実績の累計と実績の平均では根本的に求めているものが違う
  • 確率の収束とは実績の平均が収束しているだけ
  • 実績(収支)の累計は収束しない
助手:モンキー君

今回はパチンコ・スロットで
ややこしい数値や言葉を
整理できたらなって内容でした!

次回

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